山浦清美のお気楽トーク

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ボウリングの魅力って何だろう!?~その6

 ボウリングは球技のカテゴリーになるのかどうか分かりませんが、他の球技に使用するボールは厳格な規格が定められていて、独自のボールの使用は認められないでしょう。それは対戦相手間の公平性を担保するためです。

 ところがボウリングに使用するボールは外周(直径)の定めはきっちりしておりますが、それ以外の規格は幅が広く定められております。例えば、重量は16ポンド以下であるとか、硬度が72デュロメーターD以上とかありますが、素材は非金属のものであれば良い等々。ですから色んな仕様のボールが作られております。例えば、オイルに強いボールや逆に弱いボール、そしてその中間のボール等々。手前からアーク状に曲がるボールや逆に直進性が高いボール、そしてその中間のボール等々。ボウラーのタイプやオイルの状況に応じて多くのボールから選択して投球します。

 ここで極端な例を考えてみましょう。

 Aさんは、シューティングマシン並みの抜群の投球技量を身に付けており、コントロールは正確無比で、スピード、回転方向、回転数などのボールコントロールも自由自在に調整できるが、ボールは高性能だが1個しか持っていない。

 Bさんは、Aさんより投球技量は格段に落ちるが、平均的なボウラー並みの技量があり、ボールはあらゆる種類のボールを持っており、状況に応じたボールを選択できる能力を持っているとします。

 さてAさんとBさんが試合をしたらどちらが勝利するでしょうか?

 しかし、これはどちらが勝つか分かりませんとしか言いようがありません。勝敗の行方は、この条件だけでは判断できないからです。ただ互角の勝負は出来るかも知れないということです。

 ここで私が明らかにしたかったのは、Aさんのようなボウラーになれるかということです。Aさんのような投球技量を身に付けるには超人的な身体能力が必要です。そして血のにじむようなトレーニングも不可欠です。そしてレーンの状況に応じて適切に諸元を調整して投球するという能力も身に付けなければなりません。そしてこれらの能力を不断の努力を払い維持しなければなりません。そして鋼のメンタルも必要になるでしょう。

 これに比較してBさんのような平均的なボウラーには比較的簡単になれるでしょう。そしてボールはお金さえあれば入手できます。ボール選択能力も経験を積めばある程度身に付けることが出来るでしょう。ということでBさんのようなボウラーならば、近づくことは出来るかも知れません。

 ということでボールの研究も面白いのではないかと思うのです。色々アジャストしてはみたもののストライクになりません。そこで思い切ってボールチェンジし、それが功を奏して連続ストライクとなったら、してやったりとニヤリとなるかも知れません。

 色々な特徴を持った多くのボールが販売されています。数あるボールの中から自分の投球スタイルに合ったボールを選択できます。そしてもう一つ重要なことがドリルレイアウトです。ドリルレイアウトによってボールの性能をある程度変化させることができるのです。例えば、手前から曲がるようにするのか直進性を強くするのか、奥の曲がりを強くするのか大人しくするのかなどレイアウトによって強調することができます。ボールが持っている本来の性能を生かすも殺すもレイアウト次第というのは言い過ぎかもしれませんが、少なくとも影響を及ぼすことができるのです。

 レイアウトはドリラーさんにお任せという方が多いかも知れませんが、自分のボールのことですからどのようなレイアウトになっていて、それはどういう意図でそうなっているのかを知っておくことは無駄ではないと思います。

 私のように投球技量の低さを知識でカバーをしたいと願っている者にとって、ボールやレイアウトの知識は不可欠なものであると思っております。

 

<参 考>

honeybadger.hatenablog.jp

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