スコアアップのためにはストライク率の向上と共に必要になるのがスペア率の向上です。スプリット等のそもそもカバーするのが難しいスペアは仕方ないにしても、1ピン残りのカバーは確実にしたいものです。しかし、私はこれが意外とできていないのです。
次の画像(※)は、本年の試合におけるスペアのトライ数順に並べたものです。圧倒的に10ピンが多いことが分かります。そしてそのカバー率は68%程度しかありません。何とかして80%以上に持って行きたいと日々努力してはいるのですが・・・。(参考:「10ピン取れない病再々発」)
次に多い4番ピンは、まぁまぁですが、7番ピンは10ピン程ではないにしてもカバー率が低くなっています。

トライ数のトップ10の中で気になるのが、N0.4の6-10、No.7の3-6-10、No.9の2-8、No.10の3-6でしょうか。現状では6-10スペアはスペアボール、それ以外は1投目のボールでトライしております。偶にコンディション的に無理な時に3-6-10もスペアボールでトライすることもあります。ですから3-6-10を1投目ボールでトライする積極的理由は無いのですが・・・。よくよく考えれば、3-10のベビースプリットはスペアボールでトライしておりますので、3-6-10も3-6もスペアボールでトライしても良いのです。そうすると3番、6番、10番、3-6、3-6-10、6-10はスペアボールで立ち位置の変更だけで狙えるはずなのです。そうすることでスペアコンバージョンシステムがシンプルになります。4番、7番も同様にスペアボールで狙えることとなるでしょう。ただ今のところ余程難しいコンディションでない限り変更するつもりはありませんが、将来的には変更した方が良いのではないかと考えております。
しかしながら、2-8や3-9などのインザダークと言われている縦に並んだピンを狙う場合にはスペアボールでは苦戦します。理屈からは前のピンに正面から当たれば取れるはずですが、正面から少し外れるとピンが横跳びし後ろのピンが残ってしまいます。これを防止するため1投目ボールで曲げて取る方が有利になります。ですから複数ピンのスペアはケースバイケースということになろうかと思います。
何れにしても出現率トップ10の合計は約67%となりますので、これらのカバーを確実に取ることができれば、アベレージはかなりアップすることになります。
このように多様に残るスペアを如何に攻略するかという楽しみもあります。特にスプリットやワッシャと言われるピン同士が離れた場所に位置する場合のスペアを取った時の嬉しさは格別のものがあります。
ちなみに比較的取り易いもので3-10は34.09%、1-2-4-10は16.46%、2-7-8は39.56%、2-7は52.00%、2-10は11.16%、1-2-8-10は14.96%などとなっております。
有名なスプリットでは7-10は226回トライして1回成功、ビッグ4は148回、ビッグ5は41回トライしてどちらも1回も成功しておりません。
このような難しい残りピンを如何にして取るかといった難スペアハンター的なボウリングも面白いのではないかと思います。
とにもかくにもスペア率の向上は是非とも実現したいものです。
※ 当該画面は「統計「倒ピン詳細」 - ボウリングの傾向と対策 Pro ヘルプ」をハードコピーしたものです。このソフトウエアはボウリングスコアの分析に重宝しております。詳細は下のリンクからご参照ください。
<参 考>