山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トーク

2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

究極の省エネ農法~それは自然農にあり!

近代農法は、自然の恵みを享受していると言えるのか? 先に、「農業と省エネルギー」で農業におけるエネルギー収支について言及しておりますように、近代農法においてエネルギーベースで考えるならば、投入エネルギーの方が産出エネルギーを上回っております…

今こそ兼業農家を始めよう!

「国が言うことなすことの反対をやっていれば道を大きく誤ることがない。」とは誰が言ったか知りませんが至極名言なのではないでしょうか。 今政府は、減反政策を廃止し、兼業農家への補助金をなくし、兼業農家を撲滅しようとしております。(このような政策…

諫早湾干拓事業について思うこと(2)

結局、国は開門賛成-反対両派の話し合いによる解決という立場から一歩も踏み出すことなく開門調査の確定判決による実施期限の満了を迎えてしまいました。 「諫早湾干拓事業について思うこと 」で指摘しておりますように、そもそも同干拓事業事業を開始した…

日本の農産物が海外で売れると言われておりますが?

高品質の農産物は少々高くても海外で飛ぶように売れているとマスコミ等で喧伝されております。しかしながら、この事実をもって将来の日本農業の望ましい方向性を指し示していると言えるのでしょうか? 第一に、海外でそんなに多くのマーケットが存在するので…

諫早湾干拓事業について思うこと

開門調査せよとの確定判決と開門調査差し止めの仮処分決定によってデッドロックに乗り上げております。農水省は打つ手なしで、開門賛成派・反対派の双方から不信感が高まっている状況です。 賛成派、反対派共それぞれの主張があり、生活もかかっているのです…

農地の集約化と生産性向上の限界

農地を集約して生産コストを低減させようといった政策があります。識者からもこのような主張が度々なされております。いわば、これはこれからの農業政策の主流であろうと思われます。しかし、このような考え方は、遥か昔からありますし、大規模化や集約化は…

「嘘つけば嘘が嘘よぶ見苦しさ」

都議会が始まり質問の矢面に立たされ、大汗をかき、しどろもどろの答弁を繰り返している都知事であります。視ていて何とも見苦しい限りです。あたかも嘘がばれて親から叱られているときの子供のようです。嘘に嘘を重ね、嘘と嘘の間に矛盾が生じ、切羽詰まっ…

なぜ兼業農家を続けるのか(8)

ここまで書いてきて、何となく虚しさを感じてしまいました。そもそも何でこんなことを書かなければならないのでしょうか。兼業農家である私は、自分の置かれた立場で農業を営んできているだけなのです。不道徳なことをやっているのでもなく、ましてや不法行…

なぜ兼業農家を続けるのか(7)

これまで延々となぜ兼業農家が絶滅しなかったのかということを述べてきました。しかし、今後はどうかということは何とも推測不能です。経済的なことで絶滅することはまず考えられないでしょう。ただ、後継者が無いことが最大の問題であると思います。私の場…

なぜ兼業農家を続けるのか(6)

兼業農家は、新しい農業へのアプローチが可能であるといった側面も見逃せないように思います。大規模専業農家は、いわば工場の生産ラインに例えられるでしょう。米なら米を一定品質を保ちつつ大量に生産することにあります。量産効果により生産コストを低減…

なぜ兼業農家を続けるのか(5)

前回経済合理性について言及しましたが、全ての人が完全無比な経済合理性を追求しているのでしょうか。私は合理的な人間であるという人でさえ、その人の中には何か割り切れないものを持っていると思っております。人間は経済合理性のみに従うものではないと…

自民党に対する風向きが変りつつあるのでは?

強行採決を幾度も、これでもかと見せ付けられると自民党に対する期待(これは民主党政権の体たらくに対する反動でもあったわけですが)が急速に薄れるのではないかと危惧します。 先の衆議院議員選挙で大勝し、政権を取り戻した時には、はしゃぎ過ぎ程度(参…

なぜ兼業農家を続けるのか(4)

なぜ農業をしているかと問われれば、兼業農家云々は抜きにして私の場合には「面白いから!」としか答えようがありません。今まで色々な仕事を体験してきましたが、農業ほど面白いものはないように思われます。何がそんなに面白いかって? それは判りません。…

近頃の自民党は何か変?

決められない政治だと決め付けられた民主党でしたが、決めすぎに突っ走る自民党になってしまったかのようにも感じられます。そんなに急いで、この日本国をどこへ導こうというのでしょうか? 先日、石破幹事長がデモはテロに等しいといったブログが批判を浴び…

なぜ兼業農家を続けるのか(3)

兼業農家が生まれる形態の第3番目です。これもありがちであることですが、元々専業農家であったものの、家族の一部が農業専従者とならずに外に働きに出ているような場合です。親は専業で子供が会社員や公務員などといったケースが該当します。実質的には専…

なぜ兼業農家を続けるのか(2)

次に、兼業農家が生まれる形態の第2番目です。これは、事業継承によるものであろうと思います。農家の場合には、事業の継承と農地の継承とは不可分のものとなります。戦前の父家長制度の下では、家督相続が原則で長男が全てを相続することとなっておりまし…

なぜ兼業農家を続けるのか(1)

兼業農家は農業経営の一形態です。以前より多くの批判が浴びせられております。曰く、農地を手放さないから集積(集約)化の阻害要因となっている。曰く、多額の補助金をもらうなど優遇され、経営努力を怠り、のうのうと農業を続けている。などなど、一々指…

減反政策について(2)

昨日(12/1付)の朝日新聞-波聞風問に「減反廃止 農政大改革、看板に偽りあり」と題する同社編集委員である、原 真人氏の一文が掲載されておりました。この中に次のような記述がありました。 -以下引用- 《コメの競争力を強められるかという目線でみれば…